KDDI、200円返金。73億円の返金額が与える影響
KDDIは29日、7月2日に発生した通信障害に関して返金を行なうことを発表した。返金対象は2分類であり、障害期間中24時間以上連続して全ての通信サービスが利用できなかった「271万人には2日分相当額」を減算、期間中に契約していた「3,589万人には請求額から200円減算」するとしている。
予想は外れた
前回、筆者は払う気がないことを記事にしたが予想は外れる形となった事をお詫びしたい。
今回のKDDIの強みとなる部分はSNSを含めた媒体での反応を見ながら対応できたことだと思う。高度な情報戦と言えるのかもしれないが、2次・3次の炎上が起きないような形を取りたかったのかもしれない。
返金の時期
返金の対象となる利用者は、8月中旬以降に確定する。確定次第SMSで案内し、9月以降に請求額から返金額を減算する。なお、SMSを送付する際には、リンク先のURLを記載せず、情報入力も求めない形で送付する予定。これは、フィッシングなどの詐欺防止のための対策となる。
200円されど73億円 今後の設備投資や返金の影響
今回の返金の総額はおおよそ73億円。今回の補填金額を何かしらの形(値上げ等)でユーザーに求めることはないとしている。
他のKDDI回線はどうなるのか
この点については調査中。各社から発表されるものを待ちたい。