最近流行りの「マルハラ」は人と文章とツールを理解してい居ないことも原因。相互理解を高める方法とは
今回は若者の間で広がっている新しいハラスメント、”マルハラ”についてご紹介します。一見何の変哲もない表現(最後に “。” がついている事)でも、若者たちには淡々としすぎていて怒っているように感じられるというのです。
コミュニケーションとは
コミュニケーションと相互理解は、非常に密接な関係にあります。相互理解は、お互いの考えや感情を理解し合い、受け入れることを意味します。コミュニケーションが円滑に行われるためには、相互理解が重要な要素となります。
相互理解を促進するためには、以下のポイントに留意することが重要です。
- 共感すること: 相手の立場や感情に寄り添い、共感することが大切です。相手の意見や感情に対して理解を示し、受け入れる姿勢を持ちましょう。自分の視点だけでなく、相手の視点も考慮することで、相互理解が深まります。
- コミュニケーションの質を高めること: コミュニケーションの質を高めることも相互理解につながります。明確かつ具体的な表現を心がけ、誤解を生じさせないようにしましょう。また、相手の意見に対して真剣に向き合い、適切なフィードバックを提供することも大切です。
- 非言語コミュニケーションを意識すること: 言葉だけでなく、身振りや表情、声のトーンなどの非言語コミュニケーションも相互理解に影響を与えます。自分の態度や表現方法に注意を払い、相手に対して適切なメッセージを伝えることが重要です。
- 間違いや誤解を恐れずに聞き返すこと: コミュニケーションにおいては、誤解や間違いが生じることもあります。その際には、恐れずに相手に対して聞き返すことが大切です。自分の理解が正しいかどうかを確認し、相手の意図を正確に把握する努力をしましょう。
相互理解を通じたコミュニケーションは、信頼関係の構築や問題解決の効率化にも繋がります。お互いに尊重し、対話の場を大切にすることで、より良い関係を築くことができます。
コミュニケーションツールにおける連続性
最近のコミュニケーションアプリにおいては、文脈は関係なく連続的にトークが残るため、句点が入ることで連続性が断たれ、関係が切られたような感覚が生まれるのだとか。つまり、”マルハラ”と呼ばれる現象の背景には、この連続性が関係しているのです。「わかりました」という表現でも、句点や記号の有無で受け取り方が大きく変わるそうです。例えば、「わかりました。」と句点をつけると、怒っていると受け取られたり、冷たい態度や会話の終了を意図していると受け取られることもあるのだとか。逆に、「わかりました!」とビックリマークをつけると、好印象を持たれる場合が多いそうです。
時代はリッチに「文から文章になりメールになりSNSになり電話になる」
元々は数字や短文であったポケベル文化も、いつの間にかメールになり今ではSNSです。そして更にそのリッチさを越えて電話という手段を使う人も多いとか。確かに外国人観光客などは既に5年前でもショートボイスメモのような機能を使いコミュニケーションをとっている姿はよくよく見かけました。
そして日本の若者のコミュニケーションスタイルも変化しているようです。現代の学生は文章を打つよりも電話でコミュニケーションを取ることが多くなっています。用事があればすぐに電話し、話したいことがあればLINE電話を利用することが一般的になってきているのです。
コミュニケーションは相互理解
若者たちの間で広がる「マルハラ」やコミュニケーションツールでの表現には、意識する必要があるようです。句点や記号の使い方、絵文字の選び方など、相手に伝えたい意図を正しく伝えるためには、細心の注意が必要です。コミュニケーションの円滑化のためにも、適切な表現方法を意識しましょう。